定年後の生活を考えるとき、多くの人がまず「どうやって収入を増やすか」を考えます。
私も最初はそうでした。
でも今は、考え方がまったく変わりました。
「1万円収入を増やすことを考えると大変だが、1万円の節約はそんなに難しくない。」
これが、定年後の家計で私が学んだ、一番大切なことです。

節約が楽しみに変わると成功ですね(笑)
きっかけは、一人の友人の言葉でした

定年が近づいてきたころ、友人からこんなことを言われました。
「お酒を飲むと、馬鹿になるぞ」
最初は冗談だと思いました。でも理由を聞いて、少し考えさせられたんです。
- お酒を飲むと運動能力が落ちる
- 運動能力を支配しているのは脳。体が自由に動かないということは、脳からの命令が不十分になっているということ
- 慢性的にお酒を飲み続けると、脳が「それで良い」と判断するようになり、機能が少しずつ低下していく
医学的に正しいかどうかはわかりません。
でも私は、健康を害するかもしれないことはしたくない、という考え方を持っています。必要ではないお酒は飲まない。それだけのことです。
晩酌をやめ、友人との飲み会に行く機会もなくなりました。最初は少し寂しいような気もしましたが、やがて気づきます。あれだけかかっていた交際費が、すっかりなくなっていたということに。
「四毒抜き」との出会い
お酒をやめた少し後、YouTubeで吉野敏明先生の動画に出会いました。
内容をひとことで言うと、こういうことでした。
「食生活の欧米化が、日本人の病気を増やしている。病気を減らすには、食生活を日本食に戻す必要がある」
先生が推奨されているのが「四毒抜き」という食生活の考え方です。
四毒とは??
- 小麦
- 植物油
- 乳製品
- 甘いもの
これら4つを使った食品をできるだけ避けて、純粋な日本食を中心にした食生活を送る、というものです。
最初に聞いたとき、正直こう思いました。
「食べるものが、何もなくなるじゃないか」
パン・ラーメン・揚げ物・チーズ・お菓子・ケーキ・スナック菓子……これらをまとめて手放すのは、想像するだけで難しそうでした。
でも、実践してみることにしました。
体に起きた変化
四毒抜きを始めてから、少しずつ体が変わっていきました。

まず感じたのは、体が軽くなったことです。なんとなく体がだるい、重い、という感覚が薄れていきました。
次に、長年悩んでいた肌の湿疹やかゆみが消えたことに気づきました。ずっと皮膚科に通っていたわけではありませんが、どこかしら気になっていた肌トラブルが、自然となくなっていったんです。
さらに、春先の花粉症が軽くなりました。これには正直、驚きました。食事と花粉症がつながっているとは、それまで考えたこともなかったので。
そして体重は、6キロ減りました。ダイエットを意識したわけではありません。食べるものが変わったら、自然と体重が落ちていた、という感覚です。
財布に起きた変化
体の変化と同時に、家計にも変化が起きていました。
コンビニに行かなくなりました。
四毒を意識して食べるものを選ぶようになると、コンビニに売っているもののほとんどが「食べられないもの」になります。行く理由がなくなるんです。
お菓子を食べなくなりました。
ドーナツ、ケーキ、スナック菓子、菓子パン??これらはすべて四毒に当てはまります。「そういえば最近、おやつにお金を使っていないな」と気づいたとき、少し不思議な気持ちになりました。
外食の回数が減りました。
日本食中心の食事は、家で作る方が安くて確実です。外に出ても四毒を避けると選べるものが限られるので、自然と家でご飯を食べるようになりました。
そして交際費がほぼゼロになりました。
以前は仕事帰りに同僚と飲みに出たり、友人とコーヒーを飲んだりと、そこそこお金を使っていました。今は毎月かかるのがAIのサブスク代、6,000?7,000円ほど。
「さみしいことをして」と言う人もいます。
でも私は、健康を手に入れ、お金も残るようになったことを、正直うれしく思っています。交際費が消えた代わりに、妻と話す時間が増え、AIと対話する時間が楽しみになりました。損をした気持ちは、まったくありません。
次の一手:ポイ活と、NISAのはじめ方

節約で浮いたお金をどうするか??ここで私が選んだのが「ポイ活」です。
スーパーでの買い物を電子決済に変えたことで、ポイントが貯まるようになりました。そのポイントを、投資に回しています。
「投資」と聞くと難しそうですが、私の考え方はシンプルです。
「もともとなかったお金だから、減っても自腹は痛まない」
ポイントが増えたり減ったりするのを見ているのが、今では小さな楽しみになっています。
さらに今、NISAを始めることを考えています。
普通預金に置いておいても利子はないに等しい。それなら、リスクの少ない信託銀行に置き換えるだけでも意味があるのではないか??そんな考え方です。
大きく増やすことは期待していません。ただ、少しでも増やすことを考え続けることが、頭を使うことになり、ボケ防止にもなる、と思っています。
この考え方は、実はAIとの会話の中で気づいたことです。
まとめ:「シンプルに生きる」を選んだ結果

65歳の今、私の生活はこんな感じです。
- お酒は飲まない
- 小麦・植物油・乳製品・甘いものを避けた日本食中心の食事
- コンビニにはほとんど行かない
- 外食は少なく、家で食べることが多い
- 交際費のかわりにAIのサブスクで月7,000円ほど
- ポイ活で貯めたポイントを投資に回す
- NISAの準備中
傍から見れば「制限だらけ」に見えるかもしれません。
でも私自身は、今の生活をとても気に入っています。体は軽くなり、健康で、お金は残り、妻との時間も増えた。
1万円収入を増やすのは難しくても、1万円の支出を減らすことは、思ったよりずっと簡単でした。
そしてその先に、思いがけず「健康」まで手に入れることができました。
これが、私の定年後の家計改革・実録です。
次回は、65歳からでも遅くないNISAの始め方について書く予定です。
「難しそう」と思っている方に、私の体験をもとにわかりやすくお伝えします。
